五十肩に立ち向かわん
スーツの袖になかなか腕を通せない。
会社でのラジオ体操の動きがぎごちない。
布団で寝返りする度に目が覚め、寝不足気味。
最近とにかく両肩が痛いのだ。
整形外科での診断結果は「五十肩」。
コロナだからとか、なんだかんだ理由をつけて、ランニングをサボっていたから、いよいよ油が切れたか。
で、早速、今日は初めてのリハビリ。
先ず両肩を温めると、次は一対となっている小型パッドをそれぞれ肩に挟み、電気マッサージ開始。
これがとても気持ち良いのだ。
何種類かの揉み方が次々やってくる。
おまけにくすぐったくもある。
もっとマッサージのパワーアップしようと、
「ツマミを勝手にいじって良いですか?」
「やめてください」
「はい、わかりました。」
これが終わると、電車のつり革のようなのがぶら下がっている場所へ移動。これには上に滑車が付いていて両手でそれぞれ輪っかを掴んで、腕を上げ下げする。
電気マッサージのお陰だろうか、おもしろいくらいに腕が上がる。これは凄い。昨日までの私は一体どこへ。
そして、ますます調子にのって、ポクサーのロッキーのごとくスピードアップして上げ下げしていたら(頭の中はサバイバーのアイオブザタイガーの曲)、あっという間に終了。
なんだ、もう治ったんじゃないか。
湿布も出たけど、もったいなかったかな。
支払いを済ませ、妻に頼まれた食材を整形外科の横のスーパーで買い、車に乗って自宅に戻ろうと駐車券を出口の差し込み口に入れようと腕を伸ばしたところ、
「グキ~ッ!」
拝啓 N医師 殿
来週、またリハビリ真面目にきます。
電気マッサージのパワーアップを是非お願いします。湿布(パップ)は多めにお願いします。