sakenomitosanのブログ

父が亡くなって以降、いろいろと思うところがあり、人生初となるブログを始めました。これまでの人生を思い返したり、日々の出来事を綴ります。

大陸系の方々の行動に幻滅

京都にある京セラ美術館で開催されている「THEドラえもん展 KYOTO2021」へ大学生の娘と行ってきた。


国内の著名なアーティスト約30人が思い思いにドラえもんを絵、写真、3D.イラスト等で表現をしていて、すっかり魅了されてしまった。さらに娘と観るのも楽しい🎶


会場には私のような子供の頃にドラえもんの漫画を読んでいた親世代と、その子供達もたくさん居てほんわかとした雰囲気だった。


それが、急に会場の雰囲気が変わる。 


子供を含む何人かの大人の集団(15人以上はいた)が展示物には全く目もくれず、足早に会場内を駆け抜けている。展示物を鑑賞している私の目の前も何の躊躇もなく通り過ぎる。普通の人はこんなことしないはず。


「なんだ?! 失礼な連中だな👿」


だが、よく観察すると、彼らには独特の雰囲気がある。そして、不思議なことに、しばらくすると何回も同じ人間が私の前を通過するのだ。


何か別の目的があるのだと考える。

わかった。何か買うためだ。

私は鑑賞を中断して、出口前にある物品販売ブースに行ってみた。


やっぱりそうだ。


彼らはアーティストである村上隆氏のデザインした一人二個迄の大きなジグゾーパズル(1個7500円もする!)だけを買う事だけが目的で、マンパワーを使い、展示会場出口にあるお土産屋で大量に買い漁っていたのだ。だから展示物には一切興味を示さない。


レジに山積みされたジグゾーパズル。何個もパズルの箱を抱きかかえては、また入場して、パズルを買う‥の繰り返し。


こんなところでも爆買いか。  


最後はそればかり気になって、私は本当に見たかった展示作品を見損ねてしまった。


彼らは出口近くのロッカーにタムロしていた。恐らく一時保管場所として活用し、また事前に買ってあるチケットをもらって入場し、ジグゾーパズルを買う…


呆れて物が言えない。


展示されている村上隆氏の作品(これはジグゾーパズルではありません)


リーフレットを開く。


ただ、昔の日本人も海外でブランド品を買い漁っていた時、同じ目で見られていたのかもしれないと思うと私達も情けない。嗚呼なんだか一気に興冷めしてしまった。せっかく楽しみながら娘と観賞していたのに…。


自分達さえ良ければそれで良いのか。仮にそれが転売ではなく、友人や親族に配る物だったとしても。


ここはドラッグストアでも家電量販店でも土産屋でもない。


美術館だ。