子供の頃に夢中になったもの
昔、近所の駄菓子屋に「爆竹」が売っていた。キャラメル箱くらいの怪しげな赤い箱には牡丹か何かの絵が描かれていて、読めない中国語が表記されていた。
当然買いたくなる。
(犯行履歴)※抜粋
・蟻の巣の入り口に差し込んで爆破。
・空缶に虫を集めてきて、その中で爆破。
・大きなクモの巣を🕷️もろとも爆破。等
あまりにも「バン!バン💥」やるので、飼っていた犬が犬小屋から出てこなくなってしまった。
やがて、私は遠く離れた都会の学校へ転校。
なんとその都会の学校でも爆竹が流行っているではないか。
そして今度は都会的な遊び方に変わる。
友達とマンホールの穴に落として、低音の「ブァァーン💥」みたいな響きを楽しんだり、時には「かんしゃく玉」も登場(友達と投げ合う)して、馬鹿なことばかりしていた。
しかし、決定的なことが起きた。
学校からの帰宅途中、いつものように電信柱の下に放置してある犬のウ○コに友達が爆竹を仕掛けた。だが爆発しない。どうしたのかと思ってみんなで近寄ったら、なんと時間差で大爆発💥した。
私も含め友達もろとも飛散したウ○コで全員爆死。よりによってその物体は出来立てほやほやで、いつもと違って固くなかったのである。湿っていたので時差爆発〰️💣️💥
我々悪ガキ達は何の躊躇もなく爆竹を卒業した。
子供のうちに経験しておくこと。成功体験よりも失敗や後悔の引き出しを結果として充実させることだと思う。それをいつやるのか。
自分が親になってよくわかった。