初めての補導にも動じなかった私
中学の部活(野球)の帰りは、帰宅途中の公園横にある昔ながらの古ぼけた商店にいつも仲間と立ち寄っていた。
そこで、瓶コーラを買い、販売機に固定されている栓抜きに王冠をひっかけて、プシュー! とやる。
そして、商店前に設置してある長椅子のようなベンチ(背もたれにcoca colaて大きくかいてある)に座ってワイワイやるのが好きだった。
もっとボロかったが。
コーラがスポーツ後の体にしみこんで、当時はこんな旨いものがあるのかと思ったものだが、いま考えると砂糖の塊をよく毎日飲んでいたと思う。(そのツケが今?)
ある日のこと、喫茶店テーブルの真ん中にスペースインベーダーゲームがはめ込んである台がその商店に設置された!!待ってました!これをやらないはずがない。みんなで順番待ちしながら遊んだ遊んだ…。
1ヶ月くらいして、いつもの商店で仲間達とコーラを飲みながらインベーダーゲームを楽しんでいると、「君たちは○○中学の生徒?」と公園の方から大人数人が質問しながら近づいてきた。補導員だ!
みな逃げたが私だけ捕まった。なぜかというと、せっかく私のゲームの順番がきて、しかもゲーム中だったので逃げるのが嫌だったのである。
補導員はあれこれ質問してくるが、私はそこそこステージクリアする腕前になっていたので「終わるまで待ってください。」と補導員を待たせた。
昔の方が肝が座っていたじゃないか。
なぜ、今は違うのか(涙)
その後、コカ・コーラの椅子で尋問開始。
生徒手帳を持っているので嘘はつけない。
補導員「4,5人いた友達の名前は?」
中学生A「知りません。」
補導員「1人も知らないの?」
中学生A「誰も知りません」
補導員「君の通っている学校は?」
中学生A 「○○中学です」
あー明日学校行くのやだなぁ
…で、翌日職員室呼び出し。
男先生「ダメじゃないか。」
中学生A「すみません。」
男先生「他の人達は誰だったんだ?」
中学生A「誰だったか忘れました」
この時のやりとりは40年以上も前のことなのにはっきり覚えている。
なお、その後、私はギャラガにはまりました。
今は独り呑みで居酒屋にはまってます。