sakenomitosanのブログ

父が亡くなって以降、いろいろと思うところがあり、人生初となるブログを始めました。これまでの人生を思い返したり、日々の出来事を綴ります。

死を考えてみる

アンコール上映の映画「①痛くない死に方」と「②けったいな町医者」を鑑賞してきた。


二年前に癌で亡くなった父が、癌宣告から手術へ、そして完治すると信じて辿った治療の道のりと話が重なり、映画を観ていて涙が溢れてきた。


どちらの映画も関西の尼崎で病院の院長をされている長尾和宏さんが関わっており、①は俳優の柄本佑さんが医師を演じ、②は実際の日々の長尾先生の患者とのやりとりが記録されている。


しっかりと患者に寄り添う医療とは何なのか、

本当にそれは患者の望む治療なのか、

これまで生きてきた尊厳を無くすような治療は

一体誰のためなのか、


深く考えさせられた。


私は、私自身がチューブ類による延命治療を望まないことや、癌の痛みを取ってもらう為の緩和治療を希望すること、等の「リビングウィル(元気に生きているうちに残しておく生前の意志表明)、看取りに関する希望等」をきちんと準備しておこうと思う。