敗戦目前の日本のよう
最近、本社勤務の同期が亡くなった事を知った。
彼は私と同じ50歳代後半。独身。私とは仕事上の接点も、酒やゴルフ等の接点はなかったが、性格は穏やかな男だった。
私の同期は文系、技術系が全国に散らばっている。最初は歓送迎会にかこつけた同期会も開催されていたが、今は全く無い。
ただもうこの歳になると、会社で生き残るために自分の事で精一杯だから仕方がないことである。
同期間の役職格差も著しい。ゆえ年収差もあって、気を配る余裕なんて無い。役職ポストは主要事業の縮小で減る一方。給料は増えるどころか、漸減していく理由しかみあたらない。でもまだまだ家族を支えないといけない。
社内を見回してみる。
テレワークで閑散としたオフィス
正直、一般社員は暇を持て余しているように見える。お客様を訪問できないからといってzoom等で打合せしている様子もない。専門商社に販売を任せているだけではないのか。
ノートパソコンは開いていてもその画面は何か。
検索画面か、もしくは工場の生産フローを確認しているが、一体何時間それをチェックしている?
夢と希望を持って私も30数年前にこの会社に入社した。このまま茹でガエルとなってしまう訳にはいかないのだ。