特に中学、高校生の頃は、男でギターをやるのはクラスの格好良い奴、テニスだと細身で肌も脚も綺麗な奴…

自分で勝手にそう言い聞かせて、本当はやってみたいのにどちらも踏み出せなかった。

そのきっかけは転校した先の中学でのこと。

友達になった（と思っていた奴）に「お前、脚短いな」とか「面白い顔だな」「毛深いな」等と毎日会うたびにネガティブに言われた。転校してまだ友達の少ない時、クラスで家に帰る方向が私と同じそいつにも頼るしかなかった。

情けないが、こんな年になった今でも忘れていない。だが、学校という狭い世界から解き放たれてからは大体は何でも自分で決めていける。交友関係も変わる。

時は過ぎ、今はエレキギターの練習が楽しくて仕方がない。バンドスコアを買うなんて昔の私には考えられなかった。

スピッツの三輪テツヤさんのアルペジオが好きで、You Tubeで流す曲と一緒に練習する。

何歳になったって、チャレンジできるのは本当に幸せだ。

大好きな「アパート」の他、「青い車」「シロクマ」「紫の夜をこえて」「春の歌」は下手なりに弾けるようになったので、今日は父の日ということだし、天国の父に練習の成果を聴いてもらおう。