日本海軍パイロット岩本徹三氏
日本海軍ゼロ戦エースパイロットだった岩本徹三氏の本を読み終えた。
岩本氏はこまめにノート3冊に自身の記録を残し、
戦後はそれが奥様の手元に置いてあったものが、
昭和47年に出版されたという。
中国、ラバウル、トラック島、台湾、館山、岩国、鹿児島、沖縄等において、若い青春時代になんと凄まじい戦いを生き延びたのか。
昭和20年に入ると国の大本営発表が嘘で、国民が誰も信じていなかったこと。日本が敗れるとわかっていて無茶な作戦や命令を出す上層部。
岩本氏は理不尽な上官の命令に反骨心を抱き、時には信念をもって拒否したり、事局が切迫しているからという意味のない理由で皆が髪を丸坊主させられたのに、自身は最後まで長髪で通した等、私はその気構えに男として憧れる。